私たちが普段文章を書く機会はさまざまな場面で訪れます。
ビジネスでのメールや書類作成、ブログやWebサイトでの記事作成・・・等々、職業による違いや文章の長短の違いがありますが、ほとんどの人は何かしらの文章を普段書いていると思います。
この記事では、私が日ごろ実際に行って文章力の向上に効果が出ている3要素について説明したいと思います。
文章力を向上させる3要素とは
私が普段から取り組み、実際に行っている3要素は『読む』『書く』『頼る』です。
この記事の内容はほとんど私事なので、気楽に読んで下さい。
では、ひとつひとつ私の体験を元に説明します。
読む
私が『読む』ことを始めたのは数年前からで、それまでは義務教育時代に教科書を読んだ程度で、それからは全くと言っていいほど書物や新聞を読みませんでした。
きっかけが訪れたのは足の骨折です。
手術を伴う怪我で、一月半ほど入院したわけですが、そこで転機が訪れました。
特にすることのない私は、いつものようにベッドでテレビを見ていたのですが、その時放送されていたドラマの内容に興味がわいたのです。
「このドラマって、原作はもっと面白いんじゃないかな」
そう思った私は、ドラマの原作本を図書館で借りてきてくれと妻に頼みました。
翌日からは入院生活が一変。
原作本は読み始めるととても面白く、食事とリハビリ以外の時間は読書に充てました。
退院して従来の生活に戻っても読書は続け、それからは毎年50冊以上本を読むようになり、それまでは考えられなかった「読書好き」になっていました。
読む本のほとんどはミステリー小説ですが、作家ごとに文章の書き方が微妙に違うので、作品を楽しみながら文章の書き方の勉強にもなります。
「読書好き」になるまでの私の文章はどうだったかといえば、今さら思い返したくないくらい稚拙で力のない文章でしたが、今ではそれなりに読める文章になっていると思います。
私は個人事業主でもあるので、各種補助金申請などで事業計画書を作成したりしますが、最近では申請窓口の担当職員に文章を褒められることもあり、確実に文章力が向上していることを実感しています。
書く
『読む』ことが習慣づけられたら、『書く』ことも習慣にする必要があります。
私は本業が忙しいと文章を書く時間がなかなかとれず、日々の日報程度の型にはまった短い文章しか書かなくなるので、朝の頭がすっきりしている時に意識してブログの記事を書くようにしています。
また、出来るだけ長い文章を書くように心がけ、一気に書けない(時間がない)ときは少しずつでもいいので何回かに分けて文章を完成させても良いと思います。
読んでは書き、書いては読むを繰り返し、プロの作家の文章と自分が書いた文章の違いを見いだしながら、また「書く」を繰り返していけば自然と文章力はついていき、同時に語彙力も鍛えられていきます。
とても偉そうな書き方をしていますが、私が本を読むようになる前と今では、全く文章力が違うのは事実ですし、明らかに進歩したといえるのは長文が書けるようになったという事実です。
頼る
『読む』『書く』が習慣になったら、あとは『頼る』です。
では何に頼るのか。それは専門書や専門家です。
読むことや書くことが習慣になり単純に文章力がアップしても、専門的な分野の文章の書き方や組み立て方はさまざまで、最終的にはその道のプロが書いた書籍やセミナーに頼るのが近道であるとともに確実な方法です。
ビジネス文書であったり、申請書類であったり、アフィリエイトブログやWebサイトであったりと、文章を書く場面場面で書き方や組み立て方が微妙に違ってきますから、核心部分については専門書や専門家のアドバイスが必要になってきます。
インターネットで検索して情報を得るという方法もありますが、結果として求めた事柄にたどり着けず、時間だけムダに費やしたという経験は大勢の方々がお持ちだと思います。
餅は餅屋。
専門家は専門家なりのノウハウを持っていますから、書籍の購入費やセミナーの参加費は必要経費と割り切ったほうが時間とお金の節約になり得策です。
まとめ
文章力が上がれば、人生のさまざまな場面で役立ちます。
日々仕事をされている方は、なかなか本を読む時間や文章を書く時間がとれないかと思いますが、休憩時間やお昼休みなどの時間を利用したり、休日を上手に活用しましょう。
必要な専門書の購入やセミナーの参加などは、財布の中身と相談しながら行い、『読む』ことに使う書籍については、図書館を利用するのもオススメです。
何事もムリは禁物。焦らずゆっくりと、少しずつでもやればやっただけ身につくはずです。
【頼れる一冊】